センター紹介
概要・沿革

本研究所は、平成16(2004)年に独立行政法人科学技術振興機構社会技術研究開発センターの「脳科学と社会」研究開発領域・計画型研究開発「日本における子供の認知・行動発達に影響を与える要因の解明」における発達心理学ループ統括機能を果たすために設置された。この研究においては、西宮市と三重県久居市、尾鷲市の追跡データの収集を担当すると同時に、全体の追跡データの管理・分析センターとして機能した。

平成21(2009)年、プロジェクトが終了したのちも、追跡研究は、科学研究費の補助によって継続されることになる。これに伴い、子どもセンターは、武庫川女子大学教育研究所の附属センターとして位置づけられ、西宮市健康福祉局や教育委員会との連携事業が展開されることとなった。

健康福祉局との連携では、西宮市で誕生した子ども全数の追跡調査を委託され、4年にわたって基礎的データの蓄積と分析方法の開発を担当した。

平成27年度からは、文部科学省委託事業・いじめ対策等生徒指導推進事業の「脳科学・精神医学・心理学等と学校教育の連携の在り方」を受けて、大阪大学を基幹とする10大学のコンソーシアムでの「子どもみんなプロジェクト」の事務局を担当している。(令和元年度終了予定)

国際的な研究連携としては、オランダフリー大学との感覚運動発達に関する研究連携、アメリカゴンザガ大学との児童生徒の学級適応支援に関する調査研究連携などが進められている。

これらの成果は、「子どもの育ちと学びを支える専門職の方のための「子どもの発達」を学ぶ会」として、地域に還元されている。



・平成16(2004)年度から平成20年度まで、
独立行政法人科学技術振興機構社会技術研究開発センター(JST)
「脳科学と社会」研究開発領域 計画型研究開発「日本における子供の認知・行動発達に影響を与える要因の解明」発達心理グループとして活動する。

・平成21(2009)年度 武庫川女子大学教育研究所の附置研究所として、『子ども発達科学研究センター(CSCD:Center for the Study of Child Development)』が設置される。

・平成21(2009)年度から、主に西宮市に在住、または在職されている方を対象に、「子どもの育ちと学びを支える専門職の方のための「子どもの発達」を学ぶ会」を定期的に開催。

・平成21(2009)年度から5年間の計画で、文部科学省・日本学術振興会 科学研究費助成事業
「乳幼児の個体・環境要因が児童期の社会的行動に及ぼす影響についてのコホート研究(研究課題番号21243039)」を開始。

・平成27(2015)年度から3年間の計画で、文部科学省・日本学術振興会 科学研究費助成事業
「乳幼児期の個体・環境要因と児童期の社会的行動の生物学的基盤についてのコホート研究(研究課題番号15H03453)」を開始。

・平成27(2015)年度から、文部科学省委託事業・いじめ対策等生徒指導推進事業
「子どもみんなプロジェクト」の事務局を担当。

・平成29(2017)年11月、中央キャンパス研究所棟1階へ移転。

・平成31(2019)年から3年計画で、文部科学省・日本学術振興会 科学研究費助成事業
「コホート研究による青年期における社会性の形成要因の解明と発達モデルの構築(研究課題番号19H01759)」を開始。

・令和5(2023)年から3年計画で、文部科学省・日本学術振興会 科学研究費助成事業
「縦断研究による胎児期から成人までの個体・環境要因と青年期の社会的行動との関係解明」を開始予定。





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